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野本 篤志『家族のケアでがんは消える―患者を生還に導く48 の智恵』

2016年08月16日 [ 書籍 ]



(遊タイム出版,2015)1300円(税別)

がんと診断されたとき、闘病は患者さん本人だけでなく、家族のサポートがとても大切になってきます。
家族は闘病をどのようにしてサポートしていったらいいのか、薬学博士であり、一般社団法人がん患者サポート協会理事長でもある著者が分かりやすく解説している1 冊です。


ポイント

闘病は家族一丸で

がんの発症原因は睡眠、食事、心の問題などによる「がんになりやすい体内環境」。がんを治すということは、単にがんの症状を消すことだけではなく、「がんになりにくい体内環境」に変えることなのです。そのために、何よりもまず必要なのが「自分自身の自然治癒力を信じること」「希望と感謝の気持ちを持って前向きに生きること」など。
ただ、それを患者さん本人だけで成し遂げることは難しいため、家族の存在、そしてサポートがとても大切になってきます。

がん化を防ぐP-53 遺伝子

「がんになりにくい体内環境」をつくるために大事なのが「P - 5 3 遺伝子」です。P - 5 3 遺伝子とは細胞のがん化を防ぐ遺伝子のこと。この遺伝子は心の状態によってスイッチがオン・オフされ、ネガティブ思考だとスイッチがオフになってしまう特徴があります。闘病生活の中でスイッチをオンにするためには、患者さん本人の生き方や考え方を見直すことが必要なのです。
また家族は患者さんからネガティブな情報を遠ざける配慮をしたり、 逆に「がんが治った」という体験談などのポジティブな情報で、希望と勇気を与えたりすることが大切な役割となってきます。

治療の主役は患者さん本人とその家族

患者さん本人の命を守るためには、闘病生活を病院任せ、医者任せにしないことです。大事なことはがんを克服すること。あくまで主役は患者さん本人とその家族であり、病院や医師は脇役に過ぎません。がん治療において、弱者である患者側は「この病院しかない」「この先生しかいない」と思いがちです。
しかし、医師から見れば何十人、何百人の中の1 人にしか過ぎないため、病院や医師に固執しないようにすることや、治療方針に納得がいかなければ転院を検討することなども必要です。

体調管理の目安

長い闘病生活を続けていく上で、家族は常に患者さん本人の体調の変化を気にかけるようにしましょう。
家族が患者さんの体調を簡単に把握するための目安として「食欲」「お通じ」「睡眠」「体温」の4 つがあります。たとえ直近の検査結果が悪くても、この4 つに問題がなければ、実践している治療法ついて自信を持って続けていけると著者は言っています。

【ヒトコト】

長い闘病生活の際に大切なのは、家族一丸となって前向きな気持ちになることです。当書籍にはそのためのヒントが数多く掲載されています。がんを克服するためにも家族の方に読んで欲しい1 冊です。



花田 信弘『白米が健康寿命を縮める―最新の医学研究でわかった口内細菌の恐怖』

2016年07月11日 [ 書籍 ]



(光文社,2015)740円(税別)

「菌血症(きんけつしょう)」という言葉をご存じでしょうか?
細菌が血液中に侵入した状態のことをいいます。今回紹介する書籍では、口内細菌による菌血症のメカニズムを通じて、歯の健康がいかに大切かを解説しています。


ポイント

口内細菌が怖い理由

菌血症の原因となる口内細菌は、毒素を持つ「歯周病菌」と、体内で毒素を放出する「虫歯菌(ミュータンス菌、連鎖球菌)」の2 種類です。
これらが血液中に入って炎症を引き起こすと、血管内に血栓ができます。血栓は血流を悪化させたり、血管を詰まらせたりして、心筋梗塞や脳梗塞、肺炎などになってしまいます。
この他にも最近の研究では脚の動脈硬化部位から歯周病菌が出てきたり、3 週間歯みがきをしない実験では、血液中にどんどん口内細菌が増えて病気の原因になったりと、口内細菌が全身に悪影響を及ぼすことも分かってきました。
また、菌血症の状態を放置し続けると「敗血症」という血液の感染症となり、血圧低下、意識障害などを引き起こし、死に至ることもあるので注意が必要です。

侵入経路は虫歯の穴と歯肉溝

一般的に細菌が体内に侵入する経路として代表的なのが腸です。しかし腸には人体の免疫細胞の約6 0 %が存在するため、簡単には侵入できないようになっています。
ところが腸を通らずに侵入できる経路があるのです。それが虫歯の穴と、歯と歯茎の境目にある溝のようなすき間である歯肉溝( 悪化すると「歯周ポケット」に)。口の中には腸のような免疫細胞が存在しないため、口内細菌は「虫歯の穴」と「歯肉溝」の奥から血管を通り、血液内に侵入してしまうのです。

口内細菌が増える原因

歯周病菌などの口内細菌が増える原因は、糖質過多の食生活。糖質はお菓子などの甘いものの他、白米に代表される炭水化物なども含まれます。糖質は虫歯の原因だけでなく、歯周病菌のエサにもなるのです。

健康のためにできること

大切なのは毎日の歯みがき。歯みがきを怠ると歯垢が固まります。これを「バイオフィルム」といい、この中で口内細菌が増殖するのです。バイオフィルムは歯みがきで取ることができず、物理的に砕いて殺菌する方法しかありません。
そのためには、歯科医院に定期的に通って歯のケアをすることが必要になります。また、著者が掲げる口内細菌を増殖させない理想は、糖質を一切摂らないことです。
しかし、それは現実的ではないため、できる限り糖質摂取を控えるように推奨しています。

【ヒトコト】

糖質を摂るときのポイントはメリハリをつけることです。摂る時間を決め、食後の歯みがきで糖質を除去し、口内をリフレッシュするようにしましょう。
当書籍では、毎日の歯みがき習慣による歯の健康の大切さや、口内細菌の怖さがよく理解できます。ぜひ歯の健康を保つようにして、健やかな毎日をお過ごしください。



【結果速報】サロマ湖100kmウルトラマラソン2016完走!

2016年06月27日 [ 雑記 ]


当社代表田中が、2016年6月26日に北海道で行われた「第31回サロマ湖100kmウルトラマラソン」を完走しました!

中盤から、10℃前後の低い気温に加え、冷たい雨風にさらされるという悪天候に見舞われましたが、11時間12分20秒での完走となりました。
今大会の完走で、サロマ湖100kmウルトラマラソンは10年連続の完走。10回完走を果たした人にのみ与えられる"サロマンブルー"の称号を獲得です。

これも、日頃からの健康な身体作りと、皆さまの応援あってこそ。心より感謝申し上げます。
これからも走り続けます!

詳しい完走記は代表 田中のブログをご覧ください。
http://blog.livedoor.jp/shin1rot/


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サロマンブルーの仲間入り!



国立がん研究センターがん対策情報センター 著、編集『患者必携 がんになったら手にとるガイド 普及新版』

2016年05月31日 [ 書籍 ]



(学研メディカル秀潤社,2013)880円(税別)

がんと診断されたとき、今後どのような治療がおこなわれるのか、闘病中のお金や仕事などはどうなるのかなど、様々な不安が発生します。そのような多くの不安を解決するためには、正しい情報が必要です。
今回紹介する書籍では、がん患者さんが闘病するために必要な情報を包括的にまとめてあります。
これを読むことで見えない不安から解放される一助となります。


ポイント

自分の状況を知る

がんと診断されたとき、まず自分の状況を正しく知ることが大切になってきます。当書籍では担当医に対しての具体的な質問例が多く掲載されています。
掲載されている質問例をそのまま使って、担当医からの回答をノートなどに記載するだけで患者さんご本人はもちろんのこと、ご家族なども現状を正しく知ることができるようになっています。

代表的ながん三大療法を知る

がん治療は手術、薬物療法( 抗がん剤治療)、放射線治療の三大療法が代表的な治療法です。
当書籍では、入院から具体的な治療手順、治療後の副作用とその対策など、治療を受ける際のイメージがしやすいように解説されています。
とくに初めてがん治療を受ける人にとっては、必要な情報が詰まっているので、役立つのではないでしょうか。

困ったら「がん相談支援センター」へ

「質の高いがん医療の提供」を目的とし、厚生労働省が認可した「がん診療連携拠点病院」が全国各地にあります。これらの病院には「がん相談支援センター」が設けられており、がんの治療や療養生活についてのサポートと相談、心のケア、生活支援・助成制度の紹介、家族への支援相談などを実施しています。
特徴はその病院を利用していない人も活用できること。
お住まいの地域の「がん相談支援センター」がどこにあるのか分からない場合、「国立がんセンターがん情報サービスサポートセンター」で案内しているとのことですので、活用してみてはいかがでしょうか。
電話番号:0 5 7 0 - 0 2 - 3 4 1 0 (ナビダイヤル)
受付時間:平日1 0時~1 5 時(土日祝、12/29~1/3 休み)

お金の問題

がんになったとき問題になってくるのが、治療費や生活費などのお金の問題。治療費は公的医療保険が「適用されるもの」と「されないもの」に分けることで、費用を「見える化」でき、今後の家計にどのような影響が出るのか、大まかに把握できます。
他にも、「公的助成・支援」の仕組みを活用することで、お金の負担が軽減されることも。具体的には「高額医療費の払い戻し制度」の申請や、休職している間の生活支援、傷病手当金など。
どのようなものがあるか「がん相談支援センター」に相談するとよいと当書籍では勧めています。

【ヒトコト】

がん闘病のための基本的なことが平易な言葉で解説、網羅されていますので、患者さんご本人はもとより、そのご家族も読む価値がある1 冊です。



鶴見 隆史『「酵素」の謎―なぜ病気を防ぎ、寿命を延ばすのか』

2016年05月20日 [ 書籍 ]



(祥伝社,2015)800円(税別)

最近、「酵素」という言葉をよく見たり、聞いたりしませんか?
当書籍ではそもそも酵素とは何かを明らかにし、酵素の役割や特徴、健康にどのように関わっているかなど、酵素の基礎知識を分かりやすく解説しています。


ポイント

「酵素」とは何か?

食べ物が骨や筋肉になったり、臓器が働いたりするのは、体内で様々な「代謝」という化学反応をおこなっているためです。これら「代謝」の触媒として働いているのが「酵素」。
酵素は人が生きていく上で必要不可欠な分子なのです。

酵素の種類

酵素は大きく分けて2 種類あります。

1 つは人体でつくられている「潜在酵素( 体内酵素)」。
これは、さらに「消化酵素」と「代謝酵素」に分かれます。
消化酵素は食物の消化をおこないます。
代謝酵素は皮膚や筋肉、骨など身体をつくったり、脳や内臓を動かしたりする「代謝」すべての触媒となっています。

もう1 つは外部から摂り入れる食物に含まれている「食物酵素」で、消化酵素同様に食物の消化をおこなっています。

体内における潜在酵素( 体内酵素)の酵素製造能力には限界があり、2 0 歳をピークに少しずつ減少し、4 0 歳を超えると急激に減少してしまうのです。

酵素のバランスが健康に影響を与える

健康な身体づくりのためには体内でつくられる消化酵素と代謝酵素のバランスが大切になってきます。
過食や酵素を含まない食べ物ばかり摂ると、それらを消化するために、体内でつくられる酵素の中で消化酵素の割合が多くなり、代謝酵素の割合が減ります。つまり皮膚や筋肉、骨など身体をつくったり、脳や内臓を動かしたりする酵素の量が減って代謝機能が低下し、体調に影響が出るのです。
そのため、著者曰く、潜在酵素内における消化酵素の占める割合が小さいことが健康な状態とのことです。

酵素が摂れる食生活、摂れない食生活

年齢とともに体内でつくられる量が減少していく酵素。健康のためには酵素を多く含んでいる食品を日々摂ることがポイントとなります。
酵素を多く含んだ食品としては生野菜や果物などが挙げられます。
反対に酵素が含まれていない食品とは、インスタント食品や白砂糖の入った食品、高タンパク食品の他に加熱処理した食品などが挙げられます。
実は体外から摂る一般的な食物酵素は熱に弱く、加熱で活性を失ってしまいます(これを「失活」と呼びます)。
そのため、著者は積極的に生野菜や果物を摂ることを勧めています。

【ヒトコト】

多く含まれる栄養素も健康のためには必要なため、酵素を含む生食6 0 % 、加熱調理した料理4 0 % が理想的な食事バランスとのこと。
とくに生食だけの食事でストレスを感じてしまうことは本末転倒です。日々、腹八分目で、酵素を含む食材多めの食事で健康な身体づくりをしていきましょう。



牧田 善二『人間ドックの9 割は間違い』

2016年05月19日 [ 書籍 ]



(幻冬舎,2015)780円(税別)

人間ドックというと高いお金を出して受診する検査だと思っていませんか?実は多くの人が受診する健康診断も人間ドックの1 つなのです。これらを受診する目的はガンなどの深刻な病気の早期発見。しかし、この目的は確実に達成されているのでしょうか。
今回紹介する書籍では健康診断を含めたいわゆる「人間ドック」についての問題点や本当に必要な検査項目など、よりよい受診をするためのポイントが解説されている1 冊です。


ポイント

効果がある検査、効果がない検査

効果がある検査としては、血糖値やL D L 値といった血液の状況や、肝臓や腎臓の状況を大まかに掴めて身体への負担がない血液検査、尿検査を挙げています。
反対に効果がない検査としては以下の4 つを挙げています。

肺ガンは手遅れになるまでレントゲン写真に写らないにもかかわらず、被爆してしまう
胸部エックス線検査。

胃ガンや食道ガンが早期発見できないにもかかわらず、胸部エックス線検査の1 5 0 ~ 3 0 0 倍もの
被爆をする胃部バリウム検査。

膵臓ガンや胆管ガン、卵巣ガンなど早期発見するのが難しく、技師の技量にも大きく左右される
腹部超音波(エコー)検査。

大腸ガンを早期発見できないばかりか、検査結果が陰性でも大腸ガンの場合もある便潜血検査。

このような問題のある検査がおこなわれる原因の1 つに経費の問題があります。
経費には上限があるため、本来、検査した方がいい検査項目の代わりに精度の低い検査項目を入れて経費の調整をしているとのことです。

著者が勧める検査項目

著者が勧める効果のある検査項目は以下の通りです。

まず基本である血液検査、尿検査、血圧測定に加え、首から下腹部まで輪切りにして見るC T 検査、胃と腸の粘膜を直接見る内視鏡( カメラ) 検査です。
C T 検査はエックス線検査、超音波検査で絶対に見つけられない小さなガンを見つけることができます。胃内視鏡検査は胃だけでなく、食道や十二指腸の病変も発見でき、小さな病変はその場で切除できるためです。
大腸内視鏡検査では、検査途中にガン病変やポリープがあれば、E M R( 内視鏡的粘膜切除術)でその場において切除することが可能なためです。 
他にも脳卒中の予防のために脳のM R I 、心筋梗塞の予防のために心臓の冠動脈C T などを受診することも勧めています。
ただし、これら検査項目の多くは1 つで数万円がかかることも記載されています。

【ヒトコト】

健康診断を含む人間ドックはガンなどの早期発見を目的としています。しかし、現実には経費の問題で早期発見がしにくい検査内容になっていることや、しっかりとした検査にはそれなりの費用がかかることが分かります。受診する際には、受診した検査項目の精度をしっかりと理解した上で、検査結果を確認することが必要です。
もし検査結果に不安があるようでしたら必ず精度の高い検査をおこなえる病院で再検査をして、専門家に診てもらいましょう。



若林  理砂『痛くない体のつくり方―姿勢、運動、食事、休養』

2016年05月17日 [ 書籍 ]



(光文社,2015)820円(税別)

頭痛や腰痛、肩こり、首、ひざの痛みなどで悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
そもそも痛みとは身体が出している体調不良のサイン。痛みを我慢したり、無視したりすることは得策ではありません。今回紹介する書籍の著者は2 年先まで初診予約が埋まる人気鍼灸師。
その著者が自宅で簡単にできる痛みの解消法を中心に解説している1 冊です。


ポイント

痛みの種類について

痛みは発生してからの時間で次の3 種類に分類できます。

1 . 急 性 期: 痛みが出た直後~ 数日ないし2 週間程度。
2 . 亜急性期: 急性を過ぎてから数か月(一般に3ヵ月ほど)。
3 . 慢 性 期: 亜急性期を過ぎて、痛みが恒常化した状態。

痛みが発生した場合、今がどのような時期かによって対処法が異なります。とくに急性期は安静にし、冷やすことがポイントです。その後、早めに整形外科や痛みを専門とするペインクリニック科で診察してもらいましょう。
急性期の痛みをどのように対処したかで、完全回復するか、慢性化するかが決まりますので、しっかりと対応しましょう。

痛みに対応できる「ペットボトル温灸」

亜急性期以降の痛みは温めることがポイントです。そこで用意するのは蓋がオレンジ色の「ホット専用ペットボトル」。これに水を1 / 3 入れた後、沸騰直前のお湯を2 / 3 入れます。当書籍には痛みに応じたツボが図解されているので、目的のツボの辺りにペットボトルを3 ~ 5 秒押し当てます。「アチッ!」と感じたら離し、また3 ~ 5 秒押し当てるのを3 ~ 5 回繰り返します。
ポイントは1 日1 ~ 2 回、1 つのツボだけで実施すること。複数のツボに行うと、身体への刺激が強くなりすぎて、のぼせ・めまい・吐き気などが発生する場合があるので気をつけましょう。

痛みに即効く「爪楊枝鍼」

ペットボトル温灸で効果が出ない場合は、爪楊枝鍼が効果的とのこと。爪楊枝を1 0 ~2 0 本、爪楊枝の先が水平になるようにして輪ゴムで束ねます。目的のツボに「軽く押し当てては離す」ことを繰り返します。
ポイントはソフトに押すこと。ツボ周辺を確実に刺激することができるのが特長です。

しつこい痛みには「置き鍼」

爪楊枝鍼でも痛みがなかなか取れないようなしつこい痛みに役立つのが置き鍼です。著者がおススメしているのは、セイリン株式会社の「パイオネックス・ゼロ」という丸い絆創膏の真ん中に小さな突起物がついているもの。これを腰や肩、首の押して痛い箇所に貼っていくだけです。

【ヒトコト】

著者も最後に書いていますが、鍼灸・マッサージ・指圧など、各種施術を受けても改善しない身体の痛みはまず、整形外科の受診をお勧めいたします。ここで原因がわからず、時間が経つにつれ痛みが強くなる場合は内科的な不調が原因の場合もあるので、内科を受診してみましょう。決して一人で判断するのではなく、ちゃんと専門家に診てもらうことがポイントです。



宇山 一朗『日本の手術はなぜ世界一なのか』

2016年05月14日 [ 書籍 ]



(PHP研究所,2015)820円(税別)

王貞治さんの胃ガンを手術した著者。著者は日本の食道ガン、胃ガンの手術技術が世界一であるといっています。理由の1 つに1 9 9 5 ~ 2 0 0 9 年までの世界6 7 か国、2 5 0 0 万例超のガン患者のデータをもとに1 0 種類のガン5 年生存率を比較した国際共同研究「C O N C O R D - 2 」があります。
これによると、日本のガン5 年生存率は世界の中でもきわめて高いとのこと。その背景にあるものは何なのか? 当書籍ではそれを明らかにするとともに、著者が普及に尽力している手術支援ロボット「ダビンチ」について紹介している1 冊です。


ポイント

ガン5 年生存率が高い背景

日本と欧米では医療制度が異なります。欧米では手術の1 例ずつがそのまま報酬に直結するため、技術を競争相手となる他人に教えることはありません。そのため技術の格差が激しく、技術がない医師は淘汰されていきます。
しかし、日本は年功序列型で、手術数が収入に直接反映されることはありません。そのため、熟練医が安心して技術や知識を若手医師に教えていくことができるのです。
この仕組みで一定レベル以上のいい医師がたくさん育ち、日本の手術技術、ひいては5 年生存率を高めているのです。

手術支援ロボット「ダビンチ」の可能性

手術にはお腹を切る「開腹手術」と、お腹に3 ~4 カ所の小さい穴をあけ、そこから内視鏡カメラや器具を入れて行う「腹腔鏡手術」があります。腹腔鏡手術は痛みが少なく、傷が目立たないといったメリットがある反面、細かい作業や高い技術力が必要になります。
手術支援ロボット「ダビンチ」による腹腔鏡手術は、人間が直接執刀する腹腔鏡手術よりも手術の精度と安全性を大幅に高めたとのことです。
ダビンチによる手術は前立腺ガン全摘術のみ健康保険適用で、それ以外はすべて実費で手術費用が2 0 0 ~ 3 0 0 万円と高額なのが課題です。

ダビンチで医師を育成する

著者曰く、ダビンチの優れた点は、デュアル・コンソール( 2 台の操作台)での手術により、医師の育成ができるようになったことです。若手医師が1 つの操作台から操作をして、隣のもう1 つの操作台には熟練医が座って、機械操作を見守ると同時に危険回避ができるようになっています。
万が一手術で「危ない」と思ったら、熟練医は若手医師の操作を止め、手術を引き継ぎ、若手医師にそれを見せることができるため、手術における医師の育成がやりやすくなったとのことです。
ダビンチによる症例を増やしていくことは、手術レベルの向上だけでなく、保険適用への一歩でもあるのです。

【ヒトコト】

「世界一」といわれる日本の優れた手術技術は日本独自の伝承体制が作り出していることを改めて認識しました。著者は今後も日本の手術技術を向上させるため、腹腔鏡手術におけるダビンチの普及は
必要なことであり、その想いを当書籍でも述べています。
まだまだ費用面において課題はありますが、1 つの選択肢としてこのようなロボット手術があることを知ることができる1 冊です。



小林 弘幸『自律神経を整える 「あきらめる」健康法』

2016年05月13日 [ 書籍 ]



(角川書店,2013)781円(税別)

「自律神経」をご存知でしょうか? 循環器や消化器、呼吸器などの働きを調整する機能を持つ健康維持のためになくてはならないシステム。それが自律神経です。この自律神経のバランスが崩れると健康を害する原因となります。
自律神経はネガティブな感情に支配されることで崩れてしまいます。今回紹介する書籍では、自律神経研究の第一人者である著者が、自律神経のバランスを整え、病気にならない身体づくりについて解説している1冊です。


ポイント

自律神経のバランスが崩れると

自律神経は身体がアクティブ状態になる交感神経と、リラックス状態になる副交感神経の2つから成り立っており、副交感神経を上げ下げすることでバランスをとっています。
ところがネガティブな感情に支配されるとバランスを崩し、血管が収縮し、血球を破壊。血液をドロドロにして、血流悪化を引き起こします。血流悪化に伴い、内臓の機能は低下し、ホルモンバランスも崩れ、肌や髪もみずみずしさをどんどん失います。
この状態が長く続くことで「病気」になっていくのです。

「あきらめる」ことで自律神経を整える

著者曰く、何ごとも「諦めない」でやみくもに頑張り続けていると怒りや不安、緊張などのネガティブな感情が発生し、病気になりやすい環境をつくるとのこと。
そこで著者は「あきらめる」ことを勧めています。「あきらめる」とは、「諦める」ではなく「明らめる」と書きます。「明らめる」とは、「ギブアップ」することではなく、「ここまでやったんだから、これ以上考えても仕方がない」と物事を「明らめ」、前進する勇気を持つことを意味するのです。

ネガティブ感情に支配されない生活習慣

何もしないと副交感神経が下がり、自律神経の力は10年で約15%ずつ低下していくとのこと。その結果、免疫力は低下し、身体全体の老化も進みます。
自律神経の低下を防ぐポイントは、副交感神経を高めて、自律神経のバランスを整えること。そこで著者は以下のようなネガティブ感情に支配されない生活習慣を具体的に挙げています。

1 . 身体をゆっくりと動かすことで呼吸を深くする。
2 . 無理にでも口角を上げ、笑顔をつくるようにする。
3 . 忙しくても週1回、できれば平日に6時間程度の睡眠を取るようにする。
4 . ゆっくり丁寧に文字を書くことで、頭の中を整理する。
5 . 暗いことを考えられないようにスキップする。

自律神経を整えるには、副交感神経を高めて、心身ともにリラックスすることが大切です。
これらのことを実践することで、ネガティブな感情をコントロールすることができます。

【ヒトコト】

ネガティブな感情により、自律神経のバランスが崩れ、その結果、予想以上に身体にダメージを与えていることがわかる1冊です。病気などになると、ついついネガティブな感情になりがちです。
その感情にとらわれ続けないように、「明らめる」習慣をできることから実践し、健康管理をしていきましょう。



美腸ケアで心身ともに健康に

2016年02月05日 [ 団体 ]


腸を美しく保つことで心身の健康維持増進を目指している団体があるそうです。

医療知識と技術を元にした美腸ケアができるメディカルセラピストの育成を通じて、腸に関する正しい知識と情報提供を行い、国民の健康と美容の健康維持増進を目指します。
一般社団法人 日本美腸協会


腸内には人体の免疫の約60%が集まっているといいます。腸内環境が悪ければ免疫力が下がり、血液もドロドロに。ドロドロ血液が身体を巡れば、全身に悪い影響を及ぼしてしまいます。腸をきれいに保つのは、大切なことですね。



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