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牧田 善二『人間ドックの9 割は間違い』


(幻冬舎,2015)780円(税別)

人間ドックというと高いお金を出して受診する検査だと思っていませんか?実は多くの人が受診する健康診断も人間ドックの1 つなのです。これらを受診する目的はガンなどの深刻な病気の早期発見。しかし、この目的は確実に達成されているのでしょうか。
今回紹介する書籍では健康診断を含めたいわゆる「人間ドック」についての問題点や本当に必要な検査項目など、よりよい受診をするためのポイントが解説されている1 冊です。


ポイント

効果がある検査、効果がない検査

効果がある検査としては、血糖値やL D L 値といった血液の状況や、肝臓や腎臓の状況を大まかに掴めて身体への負担がない血液検査、尿検査を挙げています。
反対に効果がない検査としては以下の4 つを挙げています。

肺ガンは手遅れになるまでレントゲン写真に写らないにもかかわらず、被爆してしまう
胸部エックス線検査。

胃ガンや食道ガンが早期発見できないにもかかわらず、胸部エックス線検査の1 5 0 ~ 3 0 0 倍もの
被爆をする胃部バリウム検査。

膵臓ガンや胆管ガン、卵巣ガンなど早期発見するのが難しく、技師の技量にも大きく左右される
腹部超音波(エコー)検査。

大腸ガンを早期発見できないばかりか、検査結果が陰性でも大腸ガンの場合もある便潜血検査。

このような問題のある検査がおこなわれる原因の1 つに経費の問題があります。
経費には上限があるため、本来、検査した方がいい検査項目の代わりに精度の低い検査項目を入れて経費の調整をしているとのことです。

著者が勧める検査項目

著者が勧める効果のある検査項目は以下の通りです。

まず基本である血液検査、尿検査、血圧測定に加え、首から下腹部まで輪切りにして見るC T 検査、胃と腸の粘膜を直接見る内視鏡( カメラ) 検査です。
C T 検査はエックス線検査、超音波検査で絶対に見つけられない小さなガンを見つけることができます。胃内視鏡検査は胃だけでなく、食道や十二指腸の病変も発見でき、小さな病変はその場で切除できるためです。
大腸内視鏡検査では、検査途中にガン病変やポリープがあれば、E M R( 内視鏡的粘膜切除術)でその場において切除することが可能なためです。 
他にも脳卒中の予防のために脳のM R I 、心筋梗塞の予防のために心臓の冠動脈C T などを受診することも勧めています。
ただし、これら検査項目の多くは1 つで数万円がかかることも記載されています。

【ヒトコト】

健康診断を含む人間ドックはガンなどの早期発見を目的としています。しかし、現実には経費の問題で早期発見がしにくい検査内容になっていることや、しっかりとした検査にはそれなりの費用がかかることが分かります。受診する際には、受診した検査項目の精度をしっかりと理解した上で、検査結果を確認することが必要です。
もし検査結果に不安があるようでしたら必ず精度の高い検査をおこなえる病院で再検査をして、専門家に診てもらいましょう。

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