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山口 仲美『大学教授がガンになってわかったこと』


(幻冬舎,2014)800円(税別)

著者は明治大学元教授。大腸ガン、膵臓ガンと二度のガン闘病経験を踏まえて、病院を選ぶとき、ベッドの空がなくて入院できないとき、抗ガン剤をやめたくなったとき、主治医と合わないときなど、闘病生活の節目で出てくる様々な問題をまとめた実用度が高い1冊。


ポイント

病院を選ぶときのポイント

著者は「選んだ病院によって生死が分かれることがあるといっても過言ではない」と説いています。

そのため、書籍やネットなどで病院の評価を調べた経験から、選ぶポイントを5つ挙げています。

  1. 手術数が多い病院かどうか?
  2. どんな術式の手術が多い病院なのか?
  3. ガン治療の拠点病院かどうか?
  4. 評価はどうか?
  5. 自分の家から通いきれる距離の病院かどうか?

これらを病院選びの判断材料の1つとして活用してみてはいかがでしょうか。

満室で入院できないときは?

人気でなかなか入院できない病院の場合は、主治医に「私はいつ入院できるのでしょうか?」と問い合わせることで、主治医も積極的にベッドの空を探してくれるそうです。

また、入院時には差額を払ってでも個室を勧めています。その理由は「自分専用のトイレ」があること。術後の経過をみるため、出血、尿、おなら、便などのチェックの度にトイレに通いつめます。加えて術前・術後は気分が悪いことが多く、トイレで吐くことも。個室以外は共同トイレ。移動も大変なうえ、先客がいると尿意や便意を我慢しなければならず、かなり身体に堪えるそうです。他にも個室ならではのメリットが列記されています。

抗ガン剤をやめたくなったら?

著者が信頼できる医師にもらったアドバイスは「抗ガン剤治療に経験の深い腫瘍内科の専門家と、とことん話し合って抗ガン剤を使うメリット、デメリットを把握する」ということ。

抗ガン剤治療を相談できる医師は、日本臨床腫瘍学会のサイト「がん薬物療法専門医」の「がん薬物療法専門医名簿」から探せます。

また、抗ガン剤治療の主導権は患者にあるため、デメリットの方が大きい場合は、患者側からやめることができることを知っておくといいとのことです。

主治医と合わないときどうするか?

著者は主治医とのコミュニケーションがうまくいかず、大きなストレスを抱え、転院しました。この体験から、ガン治療は医師任せにせず、主治医を替えても自分の納得する治療や的確な指標を示してくれる医師を探すことを勧めています。

【ヒトコト】

当書籍は著者の貴重な体験をまとめたもので、他にもガンと闘う患者のために必要な知恵が数多く解説されています。万が一、ガン治療を受けることになったときには、色々と参考になることが多いので一読をお勧めいたします。

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