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川嶋 朗『心もからだも「冷え」が万病のもと』


(集英社,2007)740円(税別)

身体が冷えると健康にどのような影響があるのかご存じでしょうか?
今回紹介する書籍は大学教授であり、冷えの専門家でもある著者が「冷え」の怖さやその解決策を分かりやすく解説している1冊です。


ポイント

身体が冷えていませんか?

「冷え」とはさまざまな原因から血流が悪化して体温が下がり、「低体温」になってしまった状態のことです。ご自分の身体が冷えているのかを簡易的に確認する方法があります。
朝、起きた直後にまず脇の下に手のひらを挟み込み、次にその手をおへその下に置いてみましょう。もし脇の下よりもお腹の方が冷たいと感じたら身体が冷えています。他にもチェックリストがありますので、確認してみることをお勧めします。

冷えの原因とは?

身体が冷えてしまう原因は、冷たいものの摂りすぎや夏場の冷房による冷やし過ぎ、運動不足、ストレス、医薬品の飲み過ぎなど。
本来、人体は冷たい刺激を受けると体温を維持するために呼吸数を増やしたり、心拍数を増やしたりして熱の産生を高めます。ところが慢性的に冷える状況下にいることで、身体は冷たい刺激に鈍感になります。
結果、体温を維持するための熱の産生をしなくなってしまい低体温になってしまうのです。

冷えが原因の体調不良

身体が冷えることによって血流が悪化します。その結果、頭痛や肩こり、生理痛、生理不順、高血圧、糖代謝の不調などの症状が出やすくなります。
また、臓器の機能も低下し、便秘や関節痛になったり、人体の約60%の免疫細胞が集まっている腸内の免疫機能も下がって、ガンを発症しやすい傾向になったりするのです。

冷えの解消法

冷えによる体調不良を治すためには、身体を温めることが大切です。湯たんぽや温かいペットボトル、使い捨てカイロで冷えているところや大きな血管が集まっている太ももなどを温めたり、お風呂に入って身体全体を温めたりしましょう。他にも腹巻をしたり、歩いて筋力をつけたり、腹式呼吸で身体をリラックスさせることも効果的です。
食事では身体を温める効果のあるものを積極的に摂るようにしましょう。著者は玄米や小豆、根菜、海藻、鱈などの食材を勧めています。
また、漢方に詳しい医師の診察・処方を受けて「葛根湯(かっこんとう)」、「人参湯(にんじんとう)」、「八味地黄丸(はちみじおうがん)」や「桂枝加苓朮附湯(けいしかりょうじゅつぶとう)」など用途に合わせて身体を温める漢方薬を使うことも効果的です。
他にはストレスを減らすことも大切なポイントとなります。

【ヒトコト】

現代の生活環境には身体が冷えやすい要因が多くあります。当書籍のタイトルにもあるように身体が冷えると体調を崩し深刻な病気を引き起こしたりしますので、たかが「冷え」と思わず、健康のためにも日々意識して身体を温めるようにしましょう。

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