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上野 直人『一流患者と三流患者―医者から最高の医療を引き出す心得』


(朝日新聞出版,2016)760円(税別)

当書籍では「がん」と診断されたとき、医師としっかりとコミュニケーションを取ることがより良い治療を受けるためのポイントと説いています。
著者はアメリカの有名ながん病院の教授であり、自らもがんを克服した医師。その経験からより良い治療を受けるために必要な姿勢や考え方、質問方法、情報収集の仕方などを解説しています。

ポイント

一流患者、二流患者、三流患者の定義

タイトルにもなっている言葉を著者は次のように定義しています。
一流患者とは、医師の話を理解するため自らも勉強し、一緒に考え、納得して治療の選択をする患者のこと。
二流患者とは、自ら勉強することを放棄し、医師にすべてお任せの患者のこと。
三流患者とは、医師のことを信じられず、常に文句ばかり言う患者のこと。
日本とアメリカのがん患者の大きな違いは医師に対しての積極的な質問の姿勢にあると言います。

質問と確認が大切

著者によるとがんは誤診が多い病気とのこと。誤診によるダメージを防ぐだけでなく、より良いがん治療を受けるためにも次のようなことが大切です。
1.受診の基本は必ず医師の話をメモすることです。分からないことがあったらその都度、質問をするようにしましょう。
2.最初にがんと診断されたときにはその根拠を質問し、誤診でないかを必ず確認するようにしましょう。
3.自分でも病気を詳しく調べるため、一般名とは別に医学的な正式名称を医師に教えてもらうようにしましょう。
当書籍では具体的な質問の仕方や確認ポイントなども解説されていますので参考にしてみてください。

自分で病気を調べるコツ

著者は医師からの説明を鵜呑みにするのではなく、自らも病気を詳しく調べるためインターネットによる情報収集を勧めています。
基本となるのは学術論文を調べるための「GoogleScholar」と、医師がよく使うアメリカの「PubMed」という医療情報検索サイト。両方とも医学的な正式名称で調べることがポイントです。
精度が高い情報は英語が多いため、本当に必要な情報を得るためには英語にチャレンジしてみることも勧めています。
他にも厚生労働省の「健康・医療」ページや、国立がんセンターの「がん情報サービス」ページ、全国がん〈成人病〉センター協議会の「全がん協生存率調査」ページなども役立つとのことですので確認してみてください。

【ヒトコト】

実は著者はがんと宣告されたとき動揺し、一流患者として行動できなかったと反省しています。
がん専門医である著者でも動揺するのです。誰もが心理的に冷静ではいられないのは当然のこと。そのため当書籍を参考に少しでも実践をして、より良い治療を受けられるようにしていきましょう。

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