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高山 知朗『治るという前提でがんになった―情報戦でがんに克つ』


(幻冬舎,2016)1,100円(税別)

当書籍の著者は40歳で脳腫瘍を、42歳で悪性リンパ腫を発症しながらも、三大療法(手術、抗がん剤、放射線)だけで二度のがんに克ちました。
当書籍では著者が闘病の間、どのようなことを行ったのかを具体的に解説しています。


ポイント

治療前には人生の目標を設定する

手術や抗がん剤などで治療を行う際に大切なのは「人生の目標」を設定することです。それに基づいて医師は生活の質(QOL) を優先した治療にするか、後遺症などが残ってもより永く生きるための治療にするかを決めていきます。
著者の場合、脳腫瘍発症時に1歳のお子さんがおり、お子さんが20歳の誕生日を迎えるまで、どんなことをしても生きていたいとの目標を設定。それに基づいて医師はより多くのがん細胞を取りきる手術を実施。結果、視野の一部が見えなくなる後遺症が残りましたが、脳腫瘍に克ちました。
しかし2年後には悪性リンパ腫を発症。約2年間の闘病生活でもこの目標がつらい抗がん剤治療を耐える原動力になりました。

病院選びについて

病院選びはがんに克つためにとても重要です。その理由は病院によって生存率などが変わってくるため。
脳腫瘍のような固形のがんと、悪性リンパ腫のような血液のがんでは病院選びが異なってきます。
固形のがんの場合は各病院での治療成績、つまり「5年生存率」が病院選びの大きな指標に。
病院によってはHP上で先進的な設備や治療方法の概要をはじめ、グレードごとの症例数、生存率、腫瘍摘出率などの詳細なデータまで公表していますので、選ぶ際の重要な判断材料になります。
血液のがんの場合、学会で標準とされるレジメン(抗がん剤の種類や量、期間、手順などを時系列で示した計画書) を採用していれば、どこの病院で治療を受けても基本的には治療成績に差が出ません。しかし、抗がん剤の副作用に対する対応で病院の差が出てきます。
副作用が出た場合、いかに適切に、かつ速やかに対処できるかがポイント。そのため今まで治療してきた患者数が病院選びの参考になります。

情報収集で克つ

闘病で大切なのは主体的な患者になることです。「病気のことはよく分からないので先生にお任せします」というスタンスではつらい闘病に耐えられないことも。
著者の場合、がんに克つため書籍やインターネット、海外論文などから情報収集を実施。中でも主に活用したのがインターネット。著者は真偽入り混じるネットの情報の中で信頼できるサイトとして「がん情報サービス」(http://ganjoho.jp/)と「がんサポート」(https://gansupport.jp/)を挙げています。
加えて最新の治療方法に関しては海外の学術論文を検索。専門用語などを調べながら論文を読み込んで、分からないことは担当医に質問し、最善の治療方法を見いだしていきました。

【ヒトコト】

当書籍は他にも闘病生活で起こる様々な問題についての具体的な対策やノウハウが詰め込まれています。例えば、闘病生活で直面する治療費や部屋の選び方(大部屋か個室か)、病院食を受け付けなくなった時の対処法など。
闘病時の参考になりますので一読をお勧めいたします。

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