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深作 秀春『視力を失わない生き方―日本の眼科医療は間違いだらけ』


(光文社,2016)800円(税別)

今回紹介する書籍の著者は、アメリカ眼科学会で最高賞を最多の20回も受賞している眼科外科医。
著者が眼のトラブルを未然に防ぐため、眼に関する正しい知識を数多く解説している1冊です。


ポイント

眼はデリケートな臓器

眼は他の臓器と異なり、外部にむき出し状態のとてもデリケートな臓器です。
例えば花粉症やアトピーなどでしょっちゅう眼をこすっていると、プロボクサーのパンチに匹敵するほどのダメージを眼に与えてしまい、白内障や網膜剥離などの障害が起こる可能性があります。眼の健康を維持するためには、なるべくこすらないことが大切です。
また、強い紫外線の刺激によって白内障などになる可能性も。外で過ごすことが多い人は紫外線から保護するためにサングラスの着用を心掛けましょう。

コンタクトレンズの装着には十分な注意を

「酸素透過性」を強調し、長時間使用できることをうたい文句にしているコンタクトレンズがあります。
ところがその数値は工場出荷時点での値です。実際に使い続けるとタンパク質やカルシウム、汚れが付着し、酸素透過性は悪化。それにより、酸素が十分に黒目の角膜に行き渡らなくなります。
すると角膜の表面の「上皮」が傷むだけでなく、表面の細胞が死んでしまったり、細かい傷がたくさんできたりすることに。結果、眼がゴロゴロしたり、赤くなったりするのです。
このようなサインが出たら速やかにコンタクトレンズを外して眼鏡に代えましょう。
またコンタクトレンズの保存液にも問題が。コンタクトレンズは保存液に浸すことでタンパク質の除去や殺菌ができ、清潔になるとうたわれています。
この通りであれば、保存液に浸したコンタクトレンズを眼に装着すると、眼の細胞が死んでしまうことに。浸けた後に装着しても大丈夫なのは保存液にそれほどの効果がないためです。
水道水で保存液の代用をする人もいますが、水道水は完全に無菌ではありません。水道水を使うと雑菌で角膜炎になり、視力に影響が出ることもありますので注意が必要です。
著者は、酸素透過性や保存液の問題からコンタクトレンズの使用は原則1日8時間以内。それ以降は眼鏡の使用を推奨しています。

白内障手術は病院選びから

大学病院での白内障手術は安心と思われがちですが、著者によるとそれは事実ではないとのこと。とくに多焦点レンズを使用した手術では、術者の腕により結果がまったく異なります。
大学病院はあくまで医師を育成する「研修病院」ですので、手術経験がほとんどない研修医が手術をすることも。
そのため多焦点レンズを移植しても視力が0.2程度しか出ないという患者さんが多く発生しています。
手術をする場合は、多焦点レンズ移植を数千例以上経験していることや、術後に良い視力を出していることなど技量の優れている病院や医師に依頼することを著者は勧めています。

【ヒトコト】

眼の健康を守るための知識は意外に知られておりません。
また、著者によると眼の水晶体の寿命は65~70年。そのためシニアになれば誰もが白内障になるとのことです。
医師の技量によって視力の回復度が異なるとのことですので、いざというときに備えて今から信頼できる医師や病院探しを始めてみてはいかがでしょうか?

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