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済陽 高穂『副作用が楽になる、 抗ガン剤がよく効く食事』


(アスコム,2010)1,400円(税別)

当書籍の著者は、ガン食事療法として代表的なゲルソン療法や星野式ゲルソン療法などを研究し、独自のガン食事療法「済陽式食事療法」を創り出した医師。
この食事療法は手術や抗ガン剤療法、放射線療法と併せて実施することで治療効果を上げています。今回は食事療法による抗ガン剤の副作用軽減に絞って紹介します。


ポイント

なぜ抗ガン剤で副作用が出るのか?

抗ガン剤とは細胞に対する毒性を利用し、ガン細胞を倒す薬です。血液を通って全身に作用しますが、正常細胞とガン細胞を見分けることができません。そのため、正常細胞にも大きなダメージを与えます。これが副作用です。
とくにダメージを受けるのは粘膜の細胞。ダメージを受けると吐き気やおう吐、口内炎、下痢などの副作用が現れます。これらは抗ガン剤という毒物を排除しようとする自己防衛反応です。副作用の影響で食事が摂りづらくなると体力を奪われるため、対策が必要になります。

副作用を減らすポイント

著者によると、食事療法によってさまざまな抗ガン剤の副作用が軽減できるとのこと。今回は、その中から副作用で食事が摂りづらくなった場合に役立つ食事療法を3つ紹介します。
1つ目は味覚障害について。味が分からない、食べ物がおいしく感じられないなどの場合は、白身魚にレモンをかけてみたり、香辛料やハーブなどを使ったりすることを著者は勧めています。また、抹茶やごま、チーズなど亜鉛を含んだ食品を積極的に摂ることもポイントです。
2つ目は吐き気やおう吐について。おう吐してしまった場合、レモン水や冷たい番茶でうがいをすると口の中がサッパリします。また、おう吐した直後1~2時間は固形物を食べないことも大切です。
3つ目は口内炎について。抗ガン剤治療を受ける前には、口内炎予防のため歯磨きやうがいをし、口の中を清潔に保つこと。もし口内炎になってしまったら、水分を十分に摂ることが大切です。
他にも食事の献立で汁物を加えることや、食事にとろみをつけて飲み込みやすくする工夫も重要になります。また、酸味や香辛料、柑橘系、熱々の料理を避けるのもポイントです。

免疫力を高める生活習慣

当書籍では食事療法による副作用軽減と併せて、免疫力を高める生活習慣が紹介されています。
1つ目は睡眠について。免疫力を高めるには良質な睡眠が大切。夜間の睡眠は、副交感神経が優位になり、リンパ球を増やし、免疫力が高まります。そのため著者は9 時間を目安に取ることを勧めています。
2つ目は入浴について。入浴をすることで身体が温まり、血液とリンパの流れが改善、免疫細胞が働きやすくなります。
3つ目は笑いについて。笑うことで免疫力が高まります。また、笑顔でいようと前向きな気持ちになることも免疫力を高めるポイントです。

【ヒトコト】

当書籍では、済陽式食事療法で抗ガン剤の副作用を軽減した患者さんの実体験なども掲載されています。日常生活の中の工夫で行えることも多いので、副作用で苦しんでいる人にとっては読んでみる価値がある1冊です。

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