お客様が集まってくるサービス品質の伝え方
「いくら素晴らしいものを作っても、伝えなければ無いのと同じ」
前回は、伝え方(売り方)の成功事例とコツについてUSJの事例を共有させて頂きました。
事例は具体的でみなさん関心もおありかと思うので、今回ももう一件。
ある会社がティッシュを販売していました。その名は「モイスチャーティッシュ」。
"しっとりとした触り心地の良さが気持ち良い」と使ったお客様の評判は良いけれど売れないティッシュでした。
理由は価格が通常のティッシュより"高い"という分かり易い理由。お客様はティッシュなんてどれも一緒と思っていた時代なので、安いティッシュしか買わなかった。
そこで、この会社はあることをやって売上を10倍に伸ばしました。それは・・・
商品名を「鼻セレブ」に変えたんです。特徴的な名前、且つ高級感を連想させ、使うお客様の自尊心をくすぐると思いませんか。
「鼻セレブを使ってる私ってセレブ?」みたいな。
そもそも品質は良くてお客様の評判も良かったこのティッシュ。価格が高いことと、他のティッシュに比べて何が良いのが分かり難かった。それを商品名の変更でいっぺんに解決したんです。
「変わった名前だな」
「他のティッシュと何が違うんだろう」
「少し高いけど、価格なりに高級なんだろうな」
「他のティッシュより品質にこだわってそう」
「鼻セレブ」という品名に興味を惹かれ、買う前にあらゆることを想像したでしょうね。
私たち日本人は品質にこだわった商品、サービスの提供は得意な民族ですよね。
ただ、品質の良い商品も「関心を引く言葉」「分かり易い言葉」で上手に伝えないと、購入しては頂けないということですね。